COOL STRUTTIN'(Sonny Clark)
収録曲
ソニークラーク
1931年アメリカ生まれ、1963年に若干31才で亡くなったジャズピアニストです。
31才と言う若さで亡くなったのは、1950年~60年代はアメリカのロック界やジャズ界は麻薬が流行ってたんですよね。
ソニークラークもその一人で、ヘロインの過剰摂取によるものが死因だそうです。
このソニークラーク、実はアメリカでは日本より認知度なかったみたいです。
リーダーといより、サブメンバーとしての認知度が高かったみたいです。
それが、日本ではこのキャッチーでファンキーで哀愁漂うかんじが受けたんでしょうね!
このアルバムも、日本からの猛烈な問い合わせで増版したらしいです。
まぁ、そういうのってありますよね♪日本では有名だけど、海外ではそこまでっていうの!!
ジャケット
このアルバムでジャケットに触れないわけにはイケないでしょうね。
有名な話がありまして、ジャズで有名なレコード会社ブルーノートの事務所でこのアルバムのジャケットに打合せをしていて
あまり良いアイデアが浮かばず、煮詰まって3人でランチに出かけた途中に撮った写真が起用されたらしいです。
それが、今では至る所で使用されるジャケットになるなんて。
アルバムタイトルにもなっている「cool Struttin’」。strutは「気取って歩く」とか「闊歩する」とか言う意味で、struttin’はその進行形なので
「かっこつけて、歩いている」とか言う意味になります。
完全にランチに行く途中で、カメラマンさん「あぁ!クール ストラッティン中のねぇーちゃんだ!」って思って撮ったんでしょうね♪
斜め感想
ソニークラークの特徴である、メインテーマがホーンセクションはかなり聴きやすくて、キャッチーで好きです。
でも、正直「cool Struttin’」のピアノソロは個人的に全然好きじゃない・・・
ホーン(管楽器)系のテーマなら「BLUE MINOR」の方が好きです。
ソニークラークのピアノなら「Deep Night」が良い!
物凄く上手なわけではないけど、全体として聴くと聴きやすく纏まっていて、普段ジャズを聴かない人でも聴きやすいんじゃないかなと思います!
ジャズ玄人さんは、物足りないかも・・・
イチタはとても好きなアルバムの1枚です。著作権も切れて、とても安価に手に入ります!
大体のCDショップでジャズ100選とかいって、必ず売っていますので、彼女とデート中なんかにこのジャケットを見かけたらウンチクでも垂れちゃってください(ほどほどに)
おすすめシチュエーション
夏の散歩中|クールストラッティンしたくなった時|丸ビルの地下街を歩いている時