ライブレポ

Passionate|エレクトーン奏者の精鋭たち

Passionate!!
日時:2016/08/10(水)17:30~
場所:ヤマハエレクトーンシティ渋谷
概要:ヤマハエレクトーンコンクール(YEC)2015セミファイナリスト・ファイナリストの有志によるコンサート

エレクトーン

エレクトーンと言うものを初めて目にした、耳にしたのは、毎週日曜日の朝に放送していたテレビだったのを覚えている。その後は、たまにデパートの踊り場で目にする程度だった。
今回、ヤマハエレクトーンコンクール2015のセミファイナリスト・ファイナリストによるコンサート「Passionate!!」に行ってきた。約2時間エレクトーンメインの楽曲を聴くのは初めてだった。
結論から言うと、面白かった。エレクトーンって色々な音が出て、脚も使って、とにかく色々出来るということは解っている。が、あそこまで色々な音が出るとは・・・。

演奏者

3[写真]山本 果穂
埴生の宿(はにゅうのやど)をブルース調にアレンジし、ドラムとデュオ。デュオなのにダイナミック。多分、埴生の宿って言っても解らないでしょうね。ここまで崩してくれると良いですね。
4[写真]渡邊 佳奈枝
大自然をイメージした自作曲を演奏。ストーリー性がある楽曲でした。舞台や映画のような映像に合いそうで聴きごたえありました。転調のしかたや選択する楽器の音がさすがだなと感じました。
5[写真]松住 美里
埴生の宿(はにゅうのやど)。蓄音機から流れるようなイントロから、オーケストレーションした壮大な演奏へ流れ、また蓄音機風に戻る。グッとくるアレンジに脱帽。
6[写真]池田 萌霞
ダイナミックなスケールの自作曲を演奏。どうやって音を切り替えているのか凝視してしまうほど、沢山の音色を使いこなす楽曲でした。
7[写真]寺島 怜志
打ち込みPC+エレクトーン+ドラムの編成で自作曲を演奏。キャッチーなフレーズが聴きやすく、打ち込みだ音源を使うとより音の厚みが増すなと感じました。
8[写真]木島 彩花
上原ひろみさんの曲をオリジナルエレクトーンバージョンにアレンジしたものを演奏。アレンジが秀逸で聴かせどころの選択に嫌味が無く、全体的に綺麗に纏まっていてとても聴きやすかったです。
10[写真]細川 萌絵
自作曲を演奏。ケニーGさんを思わせるメインフレーズを多彩なアレンジで聴かせる曲は素直に素敵でした。
9[写真]佐藤 羽香
自作曲を演奏。情熱的な楽曲でした。何より弾き方が情熱的で魅せ方を知っているなと感じました。
11[写真]森田 和弥
自作曲を演奏。今回唯一のロック!歪んだギター音にファンキーなピアノ音って合いますね。こういう楽曲もエレクトーン1台で出来ちゃうんですね。
12[写真]佐々木 毬奈
自作曲を演奏。未来と過去を行き来するような面白い曲でした。エレクトーンは脚も鍵盤を弾いているがつったりしないのかと心配になりました。

演奏者全員、正面からの写真を掲載しなかったのは今後、単独インタビューする可能性があるためです。悪しからず(笑)

各ソロの間に、デュオやトリオでの演奏も聴きごたえがあり、飽きさせないプログラム構成も良かった。何よりエレクトーンって演奏出来たら楽しそう!と心から思ってしまった。
個人的にはドラムが生演奏だったのが嬉しかった。どうしてもデジタルな音だけだと疲れてしまうイチタにとっては、ありがたい編成でした。

スペシャルゲストドラム:北井 誉人

ダイジェスト

写真や文章では伝わらないので少しだけダイジェストをどうぞ!

Passionate|エレクトーン奏者の精鋭たち

今後、個人での活躍も楽しみなメンバーでした。こんな面白い楽器を、もっと色々な人達に身近に感じて欲しい。なので「Passionate!!」での定期公演、全国展開をしてくれる事を望まずにはいられない。

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イチタ ユウタ

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忙しい日々だからこそ、音楽で心豊かにをモットーに。
映画音楽から民族音楽まで幅広いテリトリーを武器に取材。

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