ジョージ・ガーシュウィン:George Gershwin
通称「完璧な音楽家」と言われる。
ユダヤ系ロシアの移民の息子として、ニューヨークのブルックリンに生まれる
出世作となったのは、作詞家アーヴィング・シーザーとの共作になる1919年の歌曲「スワニー(英語版)」で人気歌手アル・ジョルソンに気に入られて彼が繰り返し歌ったことからヒットし、人気ソングライターとなる。1920年代以降は、作詞家となった兄アイラ・ガーシュウィンと組んで、レビューやミュージカル向けに多くのポピュラー・ソングを送り出した。
ガーシュウィン兄弟によって作られ、後年までスタンダード曲として歌われている歌曲は
『私の彼氏(The Man I Love)』『バット・ノット・フォー・ミー』『アイ・ガット・リズム』などをはじめおびただしい数に上る。
ジョージ・ガーシュウィン本人による演奏
曲はいわゆるAABAフォームで構成されていて、その独特のコード進行は後に「リズムチェンジ」と呼ばれ、現在でもジャズの基礎的なコードと見なされている。
リズムチェンジ
初心者が言葉面だけみて解釈すると、きっと曲のどこかでリズムがかわることでしょ?って思いますよね?
イチタも同じように思いました。
もちろん、そのような意味で使用する場合もあるでしょう。
が、しかし
ジャズマン達では「お決まりのコード進行の曲をやりますよ!」という意味合いで使用するのである。
その訳は、この「アイ・ガット・リズム」のコード進行が秀逸すぎた為、有名なジャズマン達が「アイ・ガット・リズム」のコード進行を真似し、メロディだけ変えて
自作曲として発表したのが理由です。
例えば
ソニーロリンズの「Oleo」※本人よりMilesDavisの方が聴きやすかったので
チャーリー・パーカーの「アンソロポロジー」※こちらも本人の演奏よりコチラの方が聴きやすかったので。
これらの曲も、今やジャズのスタンダード曲として現在も演奏されています。
この2曲とも、もちろん「アイ・ガット・リズム」を口ずさんで唄えますよ♪
要するに
リズムチェンジの「リズム」= アイ・ガット・リズムの「リズム」で、そのアイ・ガット・リズムのメロディを変えた(チェンジ)させた曲を俗に「リズムチェンジ」と言うようになり
近年では「お決まりのコード進行の曲をやりますよ!」と言うようになりました。
どうですか、ジャズに興味がない人には全くどうでも良い用語「リズムチェンジ」無駄に勉強になりましたね。
でも、音楽界ではコード進行を真似することは良くあることで、聴いていて心地が良いコード進行って、複雑な事をしなければどんなメロディでも合ってしまうのですよ。
奥田民生さんがPuffyに楽曲提供した「これが私の生きる道」とかもビートルズの曲のコード進行を真似したことで有名ですね。
まぁ、オマージュという表現をしますけど…
普段、皆さんがふと耳にしてこの曲なんかどっかで聴いた曲あるよな~なんて感情を抱いたら、大体が知っている曲のコード進行が一緒だったりするのですよ♪