2018/6/17(日)GATE横浜にて、2☆LIPSが主催する屋内フェス「BONVOYAGE」に行ってきた。
2☆LIPS(ツーリップス)
ボーカルYuumi(ユウミ)とラッパーSKOU(スコウ)との男女ユニット。頭に焼き付くリリックと胸に突き刺さるハイトーンヴォイスが特徴。
日曜日の15時からみなとみらい線の元町・中華街駅を降りてすぐ(5番出口)のGATE横浜にて、総勢10組のアーティストが集った。
潜入してみてReports
クラブ系の音楽(HipHop,House,EDM,etc…)はどうしてもアングラな雰囲気が付きまとってしまうが、このイベントが始まって、まず一番最初に感じたのが「アットホーム感」。
だって、アーティスト自ら”たこ焼き”を作ってるんですよ(笑)一生懸命に!
クラブの雰囲気とは裏腹になんか「ほのぼの」しますよね。
そして、MCの合図を皮切りにいざ舞台が始まるとノン・ストップで切れ味良くアーティスト達が入れ替わり立ち代わりで舞台を彩っていきました。
印象的だったのは、途中のコラボ企画。2☆LIPSとTWISTARZの相方を入れ替えたり、色々な出演者とユニットを組んでその時しか聴けない・観れないという付加価値を感じました。
クラブ系やハードコア系の音楽イベントって意外と他のアーティスト同士でのセッションや即席ユニット等が頻繁に行われるのに大規模なフェスになればなるほど、こういう企画が実現されないのはオトナの事情なのでしょうか?是非、サマソニ等でも取り入れてほしい企画だ。
イベントの演目終了後には、アングラな雰囲気の出演者たちが物販コーナーに立って自らファン達と交流できるのも特徴的だった。各々のグッズやチケットを売ったり、ファン達と写真を撮っている姿はアイドルのそれと何ら変わらない。賛否両論あるが、個人的にアーティスト自ら物販に立つ事はとても良い事だと思っている。オーディエンスからしたら、初めて聴いたアーティストでも交流できるのは嬉しいのではないか。
出演者ラインナップArtists LineUp
NEO’N
高音ヴォイスが特徴的の愛されキャラ。箱でのステージはどうしても、唄声が聴き取りにくくなるがNEO’Nに関してはとても聴き取りやすい。
マエノミドリ
幼馴染の空気感は何だか心温まるステージ!夏にピッタリな「Sunset Beach Paradise」これから夏本番に向けて間違いない選曲だ。
橘川まなみ
気が強そうな雰囲気とは裏腹に乙女さも感じる「橘川まなみ」。このギャップ感に魅力を感じた。
SEEMU
真っすぐなリリックが特徴。誰もが知っている名曲トラックでのラップは必聴。
冴夏
スラリとした長身にしなやかな唄声。素敵な笑顔に元気貰えました。
THE MERCY
ダンサーを引き連れての登場。ゲストのミーとのユニットも印象的でした。
カズヲ
MCの上手さはもはやベテラン感漂う(笑)突如行われた、プレゼントコーナー面白かったです。
TWISTARZ
Arawはひたすら濃いです(笑)優子(vo)の声はお腹のクビれとは裏腹に意外に太く頼もしい。良いコンビ。
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今回の中で一番Rock感が強いグループ。疾走感が気持ちいい。今度は楽器を交えた構成で聴いてみたい。
2☆LIPS
主催の2☆LIPS。楽曲がループし続けるトラブルがありました(笑)。自身のステージもあるのに、イベントも廻すのは大変だと思います。このフェスに感じた「アットホーム感」は2☆LIPSの人脈と人柄があるからこそ開催できているイベントだと強く感じた。
全体を通してImpression
アジアで初めてビルボードランキング1位を獲得したBTSや、全米でスマッシュヒット連発のインドネシア出身のリッチ・ブライアン等、アジアのHIPHOPやRAPが世界標準になりつつあるのに対して
まだまだ日本は出遅れている感が強い。こういうアングラ系のイベントがもっとメジャーになり、普段J-POPSしか聴かないような人たちにもバリエーションを持たせられるようなフェスになってほしい願望を抱かずにはいられない。